2011年9月30日金曜日

明治5年12月は2日しかなかった。その理由は…

わが国の暦はいつから太陽暦になったのだろうか?
明治六年からである。
明治政府は明治五年十一月九日、「来る十二月三日を明治六年一月一日とする」と改暦の布告を行った。
したがって、明治五年十二月は二日しかない。
では改暦まで一ヵ月を切った時点で、なぜあたふたと改暦したのか。
それは公務員の給与削減のためだった。
以前年俸制だった役人の給料は明治四年から月給制に。
気が付いてみたら明治六年は閏六月があり十三カ月の年(すなわち旧暦の閏年)。
このままでは年に十三回も給料を払わなくてはならない。
財政難だった明治政府、それは大変とあわてて太陽暦に変更した。
(第三章三節)

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