2011年9月30日金曜日

4日の次が15日?

実際の太陽の一年平均は三六五・二四二二日だが、ユリウス暦は四で割り切れる暦年を閏年とするので、三六五・二五日となり、実際よりわずかに大きい。
そのため、百二十八年に一日ずつずれていく。
十六世紀には春分が三月十一日にくるようになった。
放置するとキリスト教の復活祭が真夏になってしまう。
これはまずいとグレゴリオ十三世は、一五八二年十月四日の翌日を十五日とし十日間のずれを修正し、四百年に三回閏年を省くことにした。
すなわち、四百で割り切れない限り、百で割り切れる年を平年にすることにした。
これをグレゴリオ暦といい、一年平均三六五・二四二五日となり、約三千年に一日しかずれない暦となった。
(第一章二節)

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