2011年9月30日金曜日

藤原益栄(2002)『文学・歴史を読み解くための 暦のはなし』(写真)

◎目次
序章 本書のテーマ
◇日付のはなし(一~四章)
◇時刻のはなし(五章)
◇日付・時刻がわかって見  えてくること(六~九章)
一章 太陽暦のはなし
◇季節の変化はなぜおこる
  ◇ユリウス暦とグレゴリオ暦
二章 太陰太陽暦のはなし
三章 わが国の太陽暦の始まり
四章 陰陽暦日換算の方法
五章 太陰太陽暦の時刻制
六章 暦で『万葉集』を読む
七章 西行『山家集』を読む
八章 『奥の細道』の時刻を    考える
九章 漆紙文書「具注暦」断     簡を読む
十章 私と歴史、歳時記、暦   ~なぜ暦の勉強を始めたか
巻末資料
 1多賀城あの日あの時
 2『延喜式』巻第十六陰陽寮
 3江戸時代の暦

○推薦します!
岡田 茂弘 先生(元東北歴史博物館館長)
暦を利用しない人はいないが、暦を良く知る人も少ない。とくに古典文学や歴史の資料に接するとき、当時の暦を理解していないと思わぬ誤りを犯すことがある。本書は、暦の原理から説き起こして、古典や史料に記された暦を復元している。歴史好きの人に勧めたい。

岡田芳朗 先生(暦の会 会長)
「日付と時刻で文学・歴史を解き明かす」との著者の意図は見事に成功している。暦研究の成果もふまえており「会」としても自身を持って推薦できる。

申し込みは著者まで。

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